長野市が運営する産学官金の連携組織NAGANOスマートシティコミッション(NASC)との協働により、余剰になっている未利用食品原料に付加価値をつけて新しい食品を生み出す「長野アップサイクルフード」の第一弾商品が2月20日(月)に発売されました。食品原料のウェブプラットフォーム「シェアシマ」を通じて食品ロスを減らすための取り組みです。20日は長野市の「久世福商店MIDORI長野店」で、22日は東京都の「銀座NAGANO」で、それぞれメディア向けのイベントを開催しました。
久世福商店MIDORI長野店にて発売記念イベント(2/20)
荻原健司・長野市長、久世良太・サンクゼール社長が参加
記念すべき第一弾商品は、信州福味鶏のレバー及びハツを使用したグルメ缶詰「福味鶏ふくふくレバーシリーズ(6種)」。ICS-net株式会社の小池祥悟代表(後列左)と共に、NASC会長でもある長野市の荻原健司市長(後列中央)、売り場の「久世福商店MIDORI長野店」を営む株式会社サンクゼール(長野県飯綱町)の久世良太社長が参加し、新聞・テレビ計9社の前で缶詰を試食して感想を口にしました。“名付けの親”である長野県立大(長野市)の学生4人も立ち会い、一緒に記念撮影に収まりました。
銀座NAGANOにてメディア向け説明会(2/22)
長野県の特産品が集まるアンテナショップ「銀座NAGANO」(東京都中央区)では、2階のイベントスペースで、メディア向けの試食会を開催しました。東京に拠点を置くウェブメディア、雑誌、新聞の計18社が出席し、食品製造段階で発生する「隠れフードロス」の存在や、余剰原料のセカンダリーマーケットを構築しようとする当社の取り組みを説明しました。試食の感想を尋ねたアンケートは「おいしかった」の回答が多数を占め、「長野に限らず全国展開を期待しています」などと期待の声が寄せられました。
ひととひとがつながることで、社会をよくしていく商品に
缶詰を包む優しい色合いのパッケージには、贈り物を思わせるリボンのようなマークが添えられています。「長野アップサイクル・フ
ード」のブランドロゴマークには、「ひととひとがつながることで、社会をよくしていく」「行き場のない食品原料に、価値を生み
出す」といった思いが込められており、「つかう責任をすべての人で」というメッセージを社会に向けて発信していきます。
MEMBER’S VOICE
ICS-net株式会社
広報担当
山口 幸穂
こんにちは!1月より新たに広報メンバーに加わりました、ICS-net山口幸穂と申します。
皆さまには、ICS-netの今をより身近に感じて頂きたく、この3月より『シェアシマNEWS』を配信させていただくことになりました。
私は生まれも育ちも長野、生粋の長野っ子です。大学進学を機に地元を離れて10年以上が経ちますが、離れてより長野の自然の豊かさ・人の温かさを感じる機会があります。「魅力あふれる土地・長野を、より多くの人に知ってもらい、好きになってほしい!」その想いがご縁となり、私とICS-netを結びつけてくれました。
さてICS-netは、長野を代表するスタートアップ企業となるべく、事業の発展を目指しています。1月末に発表した長野アップサイクル・フードは、3月には第3弾まで発表しています。メデ
ィアの皆様から注目いただく機会も増え、徐々に世の中からの関心が向けられていと感じます。しかし「世界の食品流通をRe-designする」のミッションにある通り、ICS-netの目標はもっと先にあります。今後も進化を止めることなく、チャレンジを続けて参ります。今後もどうか、ICS-netの活動を応援いただけると幸いです。