代表メッセージ
「日本は、いずれ食べるものがなくなってしまう。」
かつて私が食品メーカーに勤務していた頃に抱いた危機感です。原材料の仕入れで海外に行った時、『日本には、売りたくない。』と言われることがありました。その理由を尋ねると、“日本の食品メーカーは、品質や価格の条件が厳しく、さらには、最後に値切るから。”
日本の食料自給率はカロリーベース38%と低く、海外輸入に頼らなければ、現行の食糧システムを維持できません。しかし、日本の独特な商習慣や品質への意識の高さから、先述のように “日本には、売りたくない。” という国が出てきているということも現実です。
こうした危機感から、大切な食資源を有効に活かす手段として、シェアシマは誕生しました。シェアシマの語源は、「その原料シェアしませんか?」。全国各地の食品原料を必要としている企業にWeb上でつなぐ機能として、サービスをスタートさせました。
そして現在では、食品製造に関わる課題全体を解決するソリューションをたずさえ、巨大なプラットフォームとして成長しつつあります。
我々はシェアシマを通じて、持続可能な食品製造のかたちを目指しています。
ICS-net株式会社 代表取締役 小池祥悟